夏に冷房を使い過ぎている人には難しいのですが、
暖房には気をつけましょう。
冬、寒いからと暖房を強くすると、汗をかき、身体を冷やすことになります。
身体が、冷やさなくては という体勢になるのです。
でも、身体を冷やすのは良くないですよね。
暖房でなく、着る者で暖かくしましょう。
夏は汗をかかなくてはならないし、冬は汗をかいてはいけないのです。
また、エアコンの暖房は、空気が乾燥して、鼻やのどの粘膜を荒らします。
それも、風邪を引きやすくなるということです。
部屋全体を暖めようとするのではなく、足元に小さいストーブを置くと良いですよ。
エアコンしかないという人は温度設定に気をつけて、
(部屋や機械によりますが、19〜20度くらい)
出来れば加湿器を使いましょう。
湿度があると少し温かく感じますし、粘膜の保護になります。
始めに、冷房を使い過ぎている人は、と書きましたが、
それは、夏に冷房を使い過ぎると、身体に備わった体温調節の機能が落ちてしまうので、
冬になると、やたらと寒く感じるし、自分で温まる能力も弱いのです。
鍛える必要がありますよ。そういう人は。
乾布摩擦などいかがでしょう。
前、テレビを見ていたら、北欧の保育園で、
なんと、真冬に、零下30度という屋外で昼寝をさせていました。
もちろん、毛布でくるんでですが。
寒い土地柄なので、小さいときから寒さに慣らさないと生きて行けないと言っていました。
日本では、夏、暑いので、夏は暑さにあわせなくてはならないのに、
赤ん坊のときから冷房の中で育つと汗腺が少なくなるのだとか。
恐ろしいことです。
昔の本にも、養生として、
夏は外で汗を流し、冬は家に閉じこもって寒さを防ぎなさいとあります。
また、子供は陽気が強いので、大人よりも薄着が良いともあります。
冬に活動が低下するのは、自然なことですよ。
とはいえ、現代は冬も忙しいけれど、
疲れすぎないように、そして温かくしてお過ごしください。
冷えやすい食べ物にも気をつけましょう。
夏の野菜〜キュウリやトマトやナス、は、やめましょう。
みかん、梨、柿も美味しいいけれど、冷えます。
季節の楽しみですから、食べるなとはいえませんが、
少しずつにして、体調の悪いときは避けましょう。
そうそう、ペットボトルの湯たんぽ、
オレンジキャップの小さいびんに、お湯を入れて、
お灸のかわりに使えます。小さいのが良いですよ。
4〜50度くらいだとそのままで、下着の上から、
8〜90度くらいなら、古靴下に入れて、下着の上から、
お腹や腰や、足など、冷えるところを暖めてみましょう。
熱いものなら、寝るときにすれば、そのまま湯たんぽになります。
先輩の中には、治療院でも、お灸代わりに使っていらっしゃる方もあるそうです。
特に仙骨の辺りが冷える人は、寝る前に、お布団のその辺りに置いておくと、ちょうどよい具合に温まります。
ほかほかして、冷たい布団が苦になりません。
お試しください。