CALENDAR
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< June 2010 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
神奈川の天気
プラネタリウム
MOBILE
qrcode
治る とは
 治る (直る) とはどういうことなのでしょう。
時々、考え込んでしまいます。

なかなか治りませんね。といわれることもありますが、
何年も前からずっと具合悪かったものを、
何ヶ月か、しかも、毎週でもなく、ときどき
という治療では、なかなか、だったり、
状態にもよると思いますが、治りが悪いこともあります。
また、ずっと膠着状態が続いて、すっと変わることもあるのですが、
必ず、とは言えないことですので、頭を抱えることもあります。
(逆に、ずっと辛かった症状がさっと取れてしまうことだって結構あり
そんなに早く治ったんだ、と驚くこともあります)

治る、というとき。
元通りになるという感じで 考えてしまいがちですが、
それは、どうでしょう。
何かあって、それが治って行くというのは、
その部分で何か起こっているのです。

怪我をしたとき、観察すると、いろいろな変化があります。
皮膚の上では目に見えますが、体の中では見えません。
しかし、見えないけれど、変化しているのです。
その人の身体の見えない仕組みが働いて、「治って」行きます。
鍼灸は、そのお手伝いをするのみです。

怪我して治るとき、すっかり元通りになることもあれば、
痕が残ってしまうこともありますね。
体の中も同じです。

ですから、元に戻らないことも多いと思います。
それに、人間、日々、年を取っているのです。
(実は私の母のことも、鍼をやっているのに治らないの?と
よく聞かれます。
しかし、50台の後半には年の半分も寝ているしかなかったひどい腰痛が、
鍼を始めてからは10年の間楽になり、動き回ることが出来ました。
それから多分、圧迫骨折を起こして、激しい痛みとなり、
其の年は台風が続けさまに来たのもあり、痛みが長引いて
7ヶ月も動けなかったものが、少しずつ歩けるようになりました。
それが80を越してから、また、そういう状態になったものです。
今度は、場所が違い、今年の気候もあいまって神経痛も起こしています。
そんなにとんとん治りません。
でも、また少しずつ良くはなっています。
鍼をするとかなり楽になりますが、残念ながら長続きしない上、
家事が多くて鍼をする暇がなかなかありません。
歩かないからよ、とか、運動しないからよ、と言われると
びっくりしてしまいます。動きたいのはやまやまですが、
何しろ動けないのですから。
鍼をやっていなかったら、持病もありますので、
もっとひどいことになっていたはずです。)

治療の目標は、
その人が、出来る限り気持ちよく、日常生活を送ることが出来ること。
と思っています。
もし治らなくても それなりに生活が出来ること、
幸せに暮らせることを願って 治療しています。
うまく行かないことや、後でくよくよすることも、勿論あるのですが。
その人の身体の可能性を信じて、治療するだけです。

元通りにならなくても、
鍼灸をすることで、しないよりもよく動けたり、
痛みや辛さが減ったり、
するのなら、する価値はあると思うのです。
(何でも元通りに必ずなる、という治療が存在するのかも?です)

(6月20日に書き足しました)

| からだのこと | 19:05 | comments(2) | - |
昨日のお能〜囃子科協議会定式能の「藤戸」
昨日は、午後早めに仕事を終え、
東京能楽囃子科協議会定式能に行ってきました。
朝からの雨も上がり良かったです。
展示室の催しも楽しみで 早めに行きました。
(文書は読めないものが多いのですが、大変面白かったです
 お宝の、聖徳太子の作といわれる翁の面もありましたよ。
 大きな 喜ばしい面です)
この、囃子科協議会定式能は、今まで数回拝見しましたが、
いつも、満足感いっぱいで帰ります。
そして、昨日は・・・

「藤戸」 素晴らしかったです!
すごい充実感!
藤戸の海が見えるようです。(海を感じます)
前シテの母も、
後シテの亡霊も、それぞれが素晴らしく、
また、ワキの佐々木三郎盛綱も、良かったのです。
久しぶりで、じっとしているところも素晴らしいお能を見ました。
動くときは、驚くような生き生きとした動きです。
なんと言えばよいのでしょう!
面白いのです。
そして、恨みでかたまったシテが、救いにあずかり成仏するところ・・・
本当に、顏が(面です)すっかり変わってしまい、
穏やかな、救われた姿になります。喜びに満ちた姿です。
橋掛かりを入ってくるときから、出てゆくときまで、
大きい、深いお能でした。濃密な時間を過ごすことが出来ました。

シテは金春流宗家 金春安明師です。


| - | 10:09 | comments(0) | - |
地謡の力
 藤戸について、感想とお礼を述べたところ、
地謡とお囃子が良かったからです。とのことでした。
いろいろ、反省点があったそうです。
そうか、確かに、シテ、ワキ、地謡、囃子、とが合わさって(それに観客も)
感動を呼ぶよい舞台が生まれるのですね。
地謡は忘れて見とれていたのは、やはり地謡に力がある証拠ですね。
また、間違いがあったり、不手際があっても、面白い能は面白いのだ、と
お能の奥深さに、さらに興味がつのります。
昨日まで興奮が続いていましたが、さて、自分の仕事や稽古に、
心を向けなくては。

いつまでもへなちょこでなく、頼りになるしんの力を養いたいなと思います。
| - | 19:06 | comments(0) | - |
何度も書きますが
 風邪のときは果物、冷たいものは厳禁です。
ビタミンは普段からとることにして、
風邪のときは温かいものをとりましょう。
お粥はとてもよいのです。
(冷たいものは、喉やお腹の中のウィルスを助けて増やします
漢方的にも熱の元、咳の元です)

昨日夜、テレビで八百屋さんのカリスマのような方が旬について
説明していらっしゃいました。
旬のものは栄養価が高いというのは本当ですが、
旬の時期については意義ありです。

テレビで旬といっていたのは、ハウス栽培を含めています。
本来の旬はハウス栽培は含んでいないと思います。
ハウスを入れるならば一年中旬になってしまうではありませんか。
現に、お店では、一年中、何でも、旬だといって売っています。

きゅうりは露地では早いものが取れ始め、
ピーマンもそうですね。
でも、梅雨が明けてからが夏野菜の本番です。
今のものは走りというのです。

この気候なので、風邪を引いている人も多いようです。
当院にも、最近、風邪の人が増えました。
気温の変化がひどいので、何でも、病気にかかりやすくなります。
こんなときは身体を冷やさないように、大事になさってくださいね。


| 季節の話題 | 20:44 | comments(0) | - |
休診のお知らせ
 明日 17日は休診します。
明後日は午後から治療しています。
| - | 20:04 | comments(0) | - |
木曜日
こんなところに行ってきました

木曜日にお休みしましたが、こんなところに行きました。
一年に何回かは、水と木の沢山あるところに行きたくなります。
ここは遠いけれど好きな場所です。
緑を見上げては、ああいい気持ち、と声が出てしまいました。
初め、5月に行くはずだったのでしたが、6月になり、緑も濃く、
ハルゼミが盛んに鳴いていました。
ウグイスやホトトギスの声も聞きましたよ。

| - | 19:24 | comments(0) | - |
まず遊んでから
大きな木もあります

大きな木がたくさんあります。
ふしぎな形の倒木や、
皮だけになって立っている木の根元に蜂の巣があったり、
ちいさな蛇もみました。
もっとゆっくりしたいけれど、今度いつか。

いろいろ、進まない仕事をほっぽって出掛けましたが、
遊んで、元気をつけて、さて、とりかかるとしましょう。
まず遊んでから仕事をする、と、
前に、尊敬する先生から教えていただいたものです。

夏までに、
これまでやってきた伊藤先生のテープおこしをわかりやすくまとめる 
という宿題があります。
うーん、必要なのですが、取り掛かれないでいました。
始めたら、きっと面白い。
それに、明日はいろは塾。
| - | 19:30 | comments(0) | - |
急に暑くなって
 急に暑くなりましたね。さすが夏至!
で、とたんに冷たいものとか欲しくなりますが、
ちょっと待って下さい。
冷たいものは夏ばての元です。
時々、ほんの少しなら、お楽しみで良いと思いますが、
度々冷たいものをとるのは身体にはこたえます。

きんきんに冷やすより、ちょっとだけ冷やした方が、
味もよくわかるというものです。
冷やしすぎにも用心なさってくださいね。

熱中症対策も、冷たい水が吸収が良いといいますが、
常温の水で大丈夫です。
ごく暑いときや汗をたくさんかくときは、塩を少し入れましょう。
真水では、かえって脱水を起こすことがあります。



| 季節の話題 | 20:27 | comments(0) | - |
気持ちと身体
 気持ちと身体はとても関係が深いと思われませんか?
身体もなかなか思うようにはなりませんが、
気持ちもなかなか思うようにはなりません。
気持ちが疲れて調子を崩したり、
調子が崩れて気持ちも影響を受けたり、
切っても切れない関係です。

気持ちにも鍼灸は効くのですよ。
身体に効くのですから当然ですが。

子供が緊張で熱を出したり、お腹が痛くなったり、
大人が眠れなくなったり、身体がこわばったり、
口が開けられなくなったり、
胸が苦しくなったり、・・・・

いろいろな心身の不調に、鍼灸は試してみる価値があると思います。
| からだのこと | 20:20 | comments(0) | - |
よくわからない具合の悪さ
 なんともいえない具合の悪さで、どこがどうとも言えない、
というような経験はありませんか?
休むほどではないが、なんだか調子悪い。
そんなとき、鍼灸は面白いように効いたりします。

未病を治す、と、テレビのコマーシャルなどで言っているのを
お聞きになったことがありませんか?
体のバランスが崩れているとき
治療して正常化すると病気にならないで済む という
漢方の得意とするものです。

このごろは
やたらと眠い、食欲がやけにあるのに、なんだか胃腸も変、
なんだかぐずぐずしてしまう・・・など
の状態を示すような脈やお腹をよくみます。
あら、これはいつものことだわ、という方にも、もちろん良いのです。
(自分にまずお灸を、ですが・・・)

これから体調を崩しやすいときです。
食べ物、睡眠などの他、
どうもおかしいな、と感じられたら、
是非、鍼灸をお試しください。
家でできるお灸などもお教えします。

| からだのこと | 20:10 | comments(0) | - |
| 1/2PAGES | >>