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インフルエンザの重症化
JUGEMテーマ:健康
 
インフルエンザについて、気の向くままに書いて来ましたが、
読み返して見ると、分かり難いですね!
「命のチェック〜」誌を買って読んで頂きたいつもりもあったのですが、
自分勝手な書き方ですね。

インフルエンザが重症化するのは、サイトカインが増えすぎるから。
ここまでは、解熱剤推進派も反対派も同じ考えなのですが、
サイトカインが何故増えるか、について、考えが違うのです。
推進派の人たちは、インフルエンザが増えすぎを招く、と考えているのです。
しかし、インフルエンザでも、軽く済む場合が多いのは何故でしょうか。

私は、自分の経験からも
(自分のや家族、患者さんのインフルエンザ・風邪を観察して)
解熱剤を使わない考えに賛成です。

解熱剤を使うと、熱が下がるので一時的には楽になりますが、
ウィルスは反対に増えますので、また熱が出ます。
サイトカインも、ウィルスをやっつけるために出ているのですから、
解熱剤を使った方が増える、というのは当たり前と思います。
免疫の暴走で重症化する、といいますが、暴走させているのは何か、
解熱剤を使うに当っては、よくよく考えてみてくださいね。

もしよろしければ、
だまされたと思って、使わないで見てください。
もちろん、安静と温かくする、ということは守って。
(最悪なのは 解熱剤+無理 です)

昔ながらの、
温かくして、
乾燥しているときは湯気を立てて、
おかゆと梅干、などの軽くて温かい食事をとり、
食べたくないときは、温かい飲み物だけとり、
寝たいだけ寝て、
ゆったりと過ごす。

というやり方を、やってみることをお勧めします。
治った後、すっきりしますよ。


鍼灸はインフルエンザ、風邪にはよく効きます。
しかし、そのときも、安静や養生は必要です。

| からだのこと | 10:20 | comments(0) | - |
風邪のときの漢方
JUGEMテーマ:健康
風邪といったら葛根湯、
と思っていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。
しかし、葛根湯は風邪の薬という訳ではありません。
他の病気にもさまざまに用いられる薬です。
葛根湯は、風邪の場合、
脈が浮(軽く触っても触れる)、項が強ばり、汗が出ず、
風に当たりたくないというような、引きはじめの状態のときに用います。

また、頭痛発熱して節々が痛い、汗が出ない、という時は、
よく麻黄湯が用いられます。

葛根湯も麻黄湯も、初めから汗をかいている人に使ってはなりません。
具合がよけいに悪くなります。(体力の無い人には向きません)
風邪が進行して、お腹に来たり、だるい、等というようなときも駄目です。
他の薬を使うことになります。

じわじわ汗ばむような人などは、葛根湯でなく桂枝湯を使います。
桂枝湯は、脈が浮き、頭、項が強ばり痛み、悪寒する、というときや、
(葛根湯と似ていますね、風邪の初めの症状です)
また、発熱し汗が出て、風にあたるのをいやがり、脈がゆっくりのもの。
また、発熱があってもなくても、
悪寒し身体が痛み、脈が緊張しているものにも用います。
体力の無い人の風邪の引き始めは桂枝湯です。インフルエンザもです。

身体が弱っているときは、どんどん病情が進みます。
病情の進み具合で薬が全く変ってきます。
漢方専門の薬局や病院に相談しましょう。
(相談するといっても、相談だけじゃ駄目ですよ。
  当然、そこでお薬を買ってくださいね)

それから、いつも書きますが、冷たい飲食物は絶対取らないこと。
おかゆがベストです。麺類や肉や匂いの強いものも取らないこと。
果物も食べないで下さいね。
栄養は、普段から取っておいて、風邪のときはお腹も休ませましょう。
(胃腸を冷やすのはウィルスも増えるのでしたね)

ここでは風邪と、現代風に言っていますが、
漢方ではもっと細かく、身体の状態を分けて考えます。
生兵法は怪我の元。家庭療法などとは違い、漢方薬は薬です。
使い方を誤れば毒にもなります。(家庭療法も合う合わないはありますが)
専門家に掛かり、自分でも、自分の身体をよく観察して、
よく合う薬が見つかったら、常備しておくと安心ですよ。
煎じ薬は、冷蔵庫に入れておくと、意外と長くもつものです。

病院でも漢方薬がよく使われるようになりましたが、
証に合っていないのでは?というときがあります。
薬局も、たとえ看板が「漢方相談」と出ていても、?のところがありますので、
身体の感じをよく気をつけながら探さなくてはならず、一苦労です。
しかし、見つかると心強い味方になります。


鍼の場合も、風邪にはこう、という治療ではありません。
この人の状態はこうなっているから、こうしようという治療です。
一人一人、またその時その時で、考えながら治療してゆくものです。
風邪のときも、いろいろな状態というものがあります。
全体と、一つ一つの症状を考え合わせて診て行きます。
風邪のつぼはこれ、という単純なものではありません。
| からだのこと | 10:58 | comments(0) | - |
書き直し
 すみません。いつもですが、後で勝手に記事を書き直しています。
思いついたらぱっと書いているので、後で読むと、あれれ、と
書き直してしまいます。
少し、分かりやすくなっていると良いのですが。
(分かりやすくしたのと、書き足したことは、冷飮食、果物の禁止です)

今日は一日中雨。ひどい降りです。
いろは塾の準備が遅れていて、ちょうど良かったかも。
今度も玉機真蔵論です。長いですね。
来年1月には終わりたいと思いますが、どうなるでしょう。

| - | 18:39 | comments(0) | - |
寒い!
JUGEMテーマ:健康
  寒いですね〜〜。
昨日は外出で、沢山着ていたのに寒くて、震えてしまいました。
冷たい雨でしたね。
このところの陽気で狂い咲いていたツツジの花も驚いているでしょう。
温かかった後なので余計に寒く感じます。

温かそうなコートの人も増えました。
しかし、上はぬくぬくと、下は素足!という人も見受けられます。
冷えは足元から入るのですよ。
また、膝の辺りを冷やすとお腹が痛くなりやすいですよ。
若いときは、私も真冬にショートパンツでも平気でしたが、
あれは、鈍感だったのだなと、思っています。
あれで、ひどい神経痛を起こしたのでした。(歩けなくなりました)
今は、逆に弱くなりすぎかな・・・腰から下を冷やすのはとても辛いです。
腰から下を固めれば、上は薄着でも楽に過ごせます。

頸を出している人はさすがに減りましたが、
それでも時々・・・見ているだけでぞわーっとします。 
風邪(ふうじゃ)は頸から入るといいますが、
頸を温かくしていると、上着を増やした程の効果があるそうです。

締め付けすぎる下着も、冷えのもとです。
気をつけてくださいね。

食べ物は、
生野菜、果物、冷たいもの、砂糖など甘いもの、など、冷やす食べ物です。
発汗作用のあるカレーなども夏向きの食べ物でしょう。
とはいえ、今は暖房が行き届き、冷たいものも欲しくなることがあります。
しかし、基本は、暖房を控えめに、食べ物は気をつける、というのが
身体を守る、冬の過ごし方です。
もうひとつ、むやみに外に出ない、ということも古典には書いてあります。

このあいだ、テレビで、「世界で一番寒い村」 という番組がありました。
一番気温が下がったときは冷下70度より下がったそうです。
家の中は20℃くらいで、皆薄着です。
洗濯物は、外に干しに(着る物はそのまま!)
水分が外に染み出して凍るので、それを払い落として中に取り込みます。
フリーズドライですね。
途中、凍結した大きな川を車で走って渡るシーンがありましたので
水はどうしているのかと思いましたら、
川に温水の出ているところがあり、そこからくみ上げます。
恵みの水、と呼んでいるそうです。(素晴らしい感性ですよね)
食べ物は、凍った魚や肉、を生食です。血でつくった保存食もありました。
(魚を取りに行くと、氷の穴から網を引き上げてすぐ、ぴんと凍ってしまいます)
あまり寒いので、野菜などは出来ないし、保存も出来ないはずです。
昔ながらの知恵のある食事なのだと思いました。
夜は皆で集まって、バレーボールに興じていました。
歌もありました。美しい、自然をたたえる歌でした。

住むところが変れば暮らしも変りますね。
冷下70度でも、人間は生きて行ける!!
冷下40度くらいの日なら、温かい、と感じるそうです。
自然の恵みに感謝して、皆で助け合って生きる、温かい村でした。
素晴らしい人たちに、こんな、人の生き方があるのだと感動しました。
素問の上古天真論に恬憺無欲な生き方を勧めてありますが、
(病気にならない生き方ということです)
具体的には、こういうことなのだなあ、と思いました。

温かい日本です。暑さも、寒さも、それぞれ恵みと受け取って、
元気に冬を過ごしましょう。



| からだのこと | 18:50 | comments(0) | - |
乾パン
 養生には関係ないのですが。
地震対策に置いてあった乾パンが夏に賞味期限を切っているのがわかり、
今日の朝ごはんは乾パンでした。
こどもの頃、本の中で、
船の非常食のビスケットは、水でふやかして食べていた、と思い出し、
さっそく、やって見ると・・・
割って水にしばらく漬けておくと、少し食べやすくなります。
味も歯ごたえも少し柔らかくなります。さっぱりしてそれなりに美味しいです。
(海軍乾パンという名前の大きくてとても硬い乾パンです)
今度は割ってから、温めた牛乳に浸してみました。
あらら、すぐ柔らかくなります。思ったより美味しいです。
一枚半ずつ食べてお腹がいっぱいになりました。

これまで乾パンは、実は好きでなく、期限が来ると憂鬱。
でも、たいていは大分過ぎてから思い出すので、油が悪くなり捨てていたのです。
これからは、期限内にこうやって食べようと思いました。
スープや味噌汁などに入れても美味しいかもしれません。
簡単な朝食で、ゆっくり出来たので、それも良かったです。

| - | 19:55 | comments(0) | - |
お稽古 
これも養生には関係ないのですが。

一昨日の外出は、お稽古でした。
新しい先生の二回目です。初めてお宅へ。
なんと、それなのに、遅刻です・・・。
それなのに、先生は嫌な顔もなさらず、丁寧に、教えて下さいました。
謡の節の意味について、など、深いお話を沢山して頂きました。
また、暦のことから、世界中の人たちの、大昔からの生活、生き方など、
後で、考えさせられるお話が多かったです。
大変お忙しい先生なのに、こんな下っ端の弟子にまで、親切なのです。
有り難うございました。
このあいだも感動して帰って来ましたが、今回もでした。
ああ、それなのに!!!!
録音のスイッチを途中で切って、そのことを忘れてしまい、
帰ってみたら肝腎のところがすっかり抜けています。
録音を許して頂けるということが、そもそも勿体無いことなのです。それなのに・・・・・・
耳に入っているうちに、復習しなければ、と焦っています。
(このところ本当にざる頭です。とほほです。)

同じ流儀で、いろいろなやり方があり、それも大きく包みこんで、この流儀なのだということがわかり、
ほっとすると同時に、本当に、この流儀で良かった、と思いました。
また、先生の、お能に対する愛情に驚いてしまいました。
想像もつかない、長い、深い、お能の流れがあるのだと、感じた気がしました。
なんだか変な表現ですが、本当にちょこっとしか、近づけないので。
でも、あるということを、感じることができるのは幸せです。

それにしても、口から出まかせで、いろいろ、先生のお話の腰を折り、
申し訳ありませんでした。悪い癖です。治したいです。
| - | 20:10 | comments(0) | - |
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