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呼吸は鼻で
呼吸は鼻で、というと、当たり前のことのようですが、
近頃、口で呼吸をする人も増えているようです。
鼻でも口でも、どちらでも良いのでしょうか?

鼻を通った空気は、温められ、適度な湿り気をもってのどに入ります。
また、鼻毛(無駄に生えているのではありません)には、
異物を食い止める働きがあります。
口から入った空気は、そのままのどへ。
乾いて冷たい、埃やバイキンやウィルスもそのまま。

乾いて冷たいのが何故悪いかといいますと、
咽喉の粘膜も外から入ってくる異物(埃や黴菌やウィルス)を
食い止める働きをしているのですが、
乾いた冷たい空気は、その働きを低下させてしまうのです。

そればかりではありません。
鼻から吸った息はお腹の底まで入りますが、
口からでは浅い呼吸になってしまうのです。

新鮮な空気をたくさん取り入れるためには、鼻呼吸です。
鼻が詰まって吸えない、という方は、
鍼や漢方薬で治してください。呼吸があっての健康です。
これからの季節、風邪予防のためにもね。
| からだのこと | 20:30 | comments(0) | - |
熱や痛み
風邪を引いて熱がある、というとき、どうなさいますか?
風邪のときに限りません。
熱があるということは、身体の免疫系が必要に応じて働いているあらわれ、
腫れや痛みも、やはり、身体の必要な反応なのです。
腫れも熱も痛みも、身体を修復しているときに出てくるものです。
それを解熱鎮痛剤で抑えたらどうなるのでしょう。
修復は遅れ、免疫系の働きは落ち、ウィルスの働きはかえって活発になるのです。

では、鍼や灸で、熱を下げるのはどうなのか、ということになります。
鍼で熱を下げるには、それらの反応を早めるということです。
具体的には
1.熱を発散させる
2.温める
などの方法をとります。

発散というのは、
表面の軽い刺激で毛穴を開き、発汗しやすいようにすることで、
自然な解熱効果をもたらします。
また、発汗させる作用のつぼの取り方があるのです。

温める、というのは、寒がきわまると熱になる ということから、
熱は冷えが原因なので温める、という考えです。
身体が冷えると免疫力が落ちるという、現代の考えにも通じますね。
風邪のとき、全身に熱がある人は、比較的治りやすいのです。
背中や頭は熱いのに、足は冷えている、とか
咽喉は腫れているのに 足は冷えている、ということがありませんか?
この場合は、少し厄介です。この場合、解熱剤はとくに良くありません。
こういうときは、冷えている足を温めます。
そうすると、それだけでも上の熱が下がってきたりします。
扁桃腺の痛みなど、その場で楽になってくるものです。

鍼や灸は、いわば軽い怪我・やけどですが、
そのため、身体の免疫機能は賦活されます。
解熱剤を飲まなければ、それだけで風邪の治りは良くなりますが、
鍼灸をすればもっと早く治ります。

同じように、いろいろな痛むもの、腫れたもの、も、
鍼灸で、免疫力を亢進させ、
熱や痛みを早く取り除くことが可能なのです。

時々、それまで固まっていたのが動き出すことで、
一時的に痛みが強くなるときもあります
特に、消炎鎮痛剤を長く使っていたときなどおこりやすいです。
怖がらないで様子を見てください。
一時痛いのを過ぎると、本格的に治ってきます。
やはりこれも必要な痛みなのです。

痛みや熱はいやなものではありますが、
身体がしっかりしていて、ちゃんと機能しているのだと、
喜んで良いくらい?かもしれません。

(これを書いた後で久し振りに風邪を引きました。
 初め、あまりに疲れていたからか 熱が出ず、休んでいるうちに、
 元気が出てきたな、と感じるようになったときに、熱が出ました。
 熱は苦しいけれど、熱が出ないときのほうが苦しいです。実感しました)
| からだのこと | 12:52 | comments(0) | - |
腰痛のときの過ごし方
梅の花が今年は早いですね。良い香りで歩くのが楽しみです。
今日は腰痛のときの過ごし方について書きたいと思います。
腰痛といっても軽いものから重いものまでありますが、
基本は、痛いことを避ける ということが大切です。

ぎっくり腰のときは、身体を丸くして(その方がたいてい 痛くないでしょう)横になり、休みましょう。
動ける程度の腰痛でも、痛いことは避けましょう。
逆に、痛くなくて、気持ちの良い動きはした方がよいのです。
そおっと、痛くない姿勢や動きを探しましょう。
動く時は、痛いことはしないで、痛くないことを念入りにしてみてください。
体操をしたいときは「操体法」のような、痛みを避ける体操は治療にもなります。

コルセットは、筋肉の補助をしますので、腰痛の時は助けになります。
しかし、いつまでも着けていたら筋肉が弱ります。
痛みが取れたら腰痛体操をします。
主に腹筋と背筋を鍛えるのですが、特に、腹筋を鍛えましょう。
一般的には、仰向けで膝を立て、上半身を起こすようにしますが、
出来ない時は、お腹を、力を入れて引っ込めるだけでも良いのですよ。
呼吸は止めないで、息を吐きながら力を入れます。

腿の前の筋肉や内側の筋肉を伸ばすのも効果があります。
動ける程度の痛みのとき、また歩き難い というとき、試してください。
普段やっていると腰痛予防にもなります。

冷やさないことも大切です。腰だけでなく、足も気をつけてくださいね。

痛み止めの薬はどうでしょうか。
痛み止めは痛みを感じないようにするだけで、痛い原因をとるわけではありません。
むしろ、直りを遅らせる、という面があります。
また、痛みがないと、つい動いてしまって、こじらせる人が多いのです。
よく休んで治す方が、結局は早く治ります。
どうしても急ぎたい、という時は、鍼灸をお勧めします。
治りをぐんと早めます。
また、家の人に揉んでもらいたい、というときは、
腰を揉まず、お尻や足、背中の上の方、腕など
離れたところを揉んでもらってくださいね。痛い場所にはさわらないことです。

湿布も、今使われているものはたいてい、消炎鎮痛剤が入っています。
飲み薬の4分の1の量が入っているそうですから、
飲み薬と両方だと胃潰瘍がどんと増えるそうです。
治りも、それだけ遅くなるということですよね。

湿布は、急激な痛みで、熱を持っている時は(腰でなくてもなんでも)
氷枕でも、芋湿布でも、小麦粉と酢と卵白を練った湿布でも、よいので、
1日だけ冷やします。その後は、少し位熱があっても冷やしません。
(芋湿布〜里芋の皮を厚く剥き、すりおろして、
     同量の小麦粉、一割のしょうがのおろしたものと混ぜ、
     布にのばし、あらかじめ油を塗った患部に貼る。
     油を塗るのはかぶれを防ぐためです。ごま油かオリーブ油で。
     捻挫や、気管支炎の時などにも使えます。)
     
逆に痛いところが冷えている時は温めてみましょう。
お風呂は痛みの強い時はかえって痛みが増しますから我慢しましょう。

また、痛みには、「白光」という貼り薬も よいかも知れません。
先輩に勧められて使ってみましたが、効果のあるものだと思いました。
| からだのこと | 11:08 | comments(1) | - |
下着のこと
桜の花が咲きましたね。早いものは八部咲き位になっていて 驚きました。
風はありますが、日の光がうららかです。

春の過ごし方は、ゆったりと過ごすこと。
着るものもゆったりと、心もゆったりとしなさい、と古典にあります。
のびのびと過ごしましょう。病気を防ぎ元気でいるための心得です。

最近は、下着も多様化して、様々なものがあります。
特に女性の下着は、いろとりどり、おしゃれなものから実用的なものまであるのですが、
締め付ける下着の方、肩が凝ったり、お腹が張ったり、
頭痛がしたり、疲れやすかったりしませんか?

下着がきついと、引き締まるような感じがすると思いますが、
それだけ 筋肉は落ちやすく、体型を維持する反対になりますよ。
それに、締め付けることで、気血の流れが悪くなります。
気血の流れが悪くなるということは、病気になりやすいということ。
試しに、しばらくでも、緩やかな下着にしてみませんか?
楽になるはずですよ。
春だけでなくて、一年中、下着はゆっくりしたものが良いと思います。
また、足腰を冷やさないようにしてくださいね。

| からだのこと | 11:11 | comments(1) | - |
インフルエンザが流行とか
JUGEMテーマ:健康

また、風邪の季節がやってきました。
しばらく更新していませんでしたが、あっと言う間に師走です。
患者さんと、信じられない!と言い合っているこの頃です。

ニュースでは早速インフルエンザの流行とか。
皆さん、しつこいようですが、インフルエンザも風邪の仲間。
報道にあおられて慌てないようになさって下さい。
ウイルス性の病気は体力で治すしか早道はありません。
熱が出たらラッキーです。熱を出してウィルスを排除しようとする力があるのです。
体温計で熱がなくても、熱っぽかったらどこかに熱があります。
熱が出ないのは、それだけ体力が無いからかもしれません。
だるいな、調子が悪いな、というときは 休みましょう。寝るのが一番大事です。
部屋の加湿をお忘れなく!

予防は、体力を保つこと。(旬のものを食べ、夜更かし、無理を避ける)
外出時のマスクの着用(免疫の場である粘膜を保護します)
うがい、手洗いを必ずすること。

風邪には鍼灸や漢方薬もよく効きます。
症状を抑えるのではなく、治りを早めるのです。
休養はその場合も必須です。

風邪の時に、果物や、生野菜は避けましょう。(身体を冷やし悪化させます)
栄養は普段食べていたら大丈夫。風邪を引いたらご飯を軽くしましょう。
おかゆが一番のおすすめです。(おうどんは意外と消化がよくないのです)
お腹もやすませて上げましょうね。
| からだのこと | 11:55 | comments(0) | - |
日曜日はいろは塾
JUGEMテーマ:健康
今度の日曜日は 今年最初の漢法いろは塾。
前半は毎回、伊藤瑞凰先生の素問の講義のテープを起こしたものを使います。
今回は私の番で、「脈要精微論」の3回目です。
昨日起こしたのは、夢の所。夢によって虚実を知るというところです。
夢で体調が分かる、ということ。確かに、体調で夢も変わる気がしますね。
それを細かく書いてあって、
しかもそれに伊藤先生の豊富な臨床体験に基づいた応用が入るのですから、
起こしていても楽しいです。
ああ、でも急がなくては!
本当ならもうそんな段階は済んでなくては!!

1月は、講義の後 新年会もあり、楽しみです。
面白くて為になるいろは塾、参加してみたいという方は、
一回でも大丈夫ですのでご連絡ください。お待ちしています。


| からだのこと | 10:50 | comments(0) | - |
風邪
JUGEMテーマ:健康

風邪についてふたたび。
風邪〜風の邪は、首の後から入ります。首の後を温めて汗をかくようにすると楽になります。
しかし、今、私たちが風邪を引いた、というときは、大抵は寒邪のような気がします。
足を触ってみて、冷たいときは、温めましょう。寒邪は足から入ります。
咽喉が痛くて唾が飲み込めない、というようなときは足首まで温めてみてください。
お腹が痛くて、というときは、膝のところまで、温めてみてくださいね。

インフルエンザは寒邪の病です。
温かくして、よく休みましょう。タミフルを使わずとも、たいてい4・5日もすれば治ります。解熱剤を使わないで、休むだけの方がずっと速く治ります。
身体が軽くなって、元気になること、が治るということでしょう?
体温計の熱を目安にしてはいけません。身体の感じを掴みましょう。

免疫の力を高めるには、ふだんから、できるだけ楽しく暮らすことも大事なようです。

(インフルエンザについて書いた12月8日の記事、少し加筆しました)

| からだのこと | 19:22 | comments(0) | - |
風邪の続き
JUGEMテーマ:健康

風邪とか寒邪と気軽に書いてしまいましたが、これでは何のことやらですね。

昔の人は、風に当って具合の悪くなることを風邪と呼んだのです。
で、冷えて具合の悪くなるのが寒邪です。
邪、というと【よこしま】という感じですが、ストレスのもと、ということです。
風で具合が悪くなる、というのは、
風に当って毛穴が閉じた状態になり、熱がこもってしまった状態です。
そういうときは、毛穴を開くような治療をしたり、軽い場合は飲み物などで発汗して、さっと治ってしまいます。身体の表面の病気であると、漢方ではとらえています。
冷えの場合は、もっと厄介です。
足から入り、もっと深いところをいためるのです。
温かくして、しっかり休みましょう。

また、ストレスで病気になるには、
土台に疲れが溜まっていたりして、身体に弱りがあるので、風や寒さにやられてしまう、ということがあります。大抵はそうでしょう。
やはり普段の用心が大切です。
| からだのこと | 12:57 | comments(0) | - |
また風邪の続き
JUGEMテーマ:健康
また、風邪の続きです。
どうもせっかちで、しかも文章下手で、後から気になることしきりです。

前回毛穴が閉じる、と書きましたが、
それはどうして起こるのか、を書いていませんでした。
風で体温を奪われないように毛穴が閉じるのです。
それは、必要で起こることなのですが、閉じすぎてしまうと内に熱がこもることになります。
夏に、冷房をがんがんにつけて、扇風機もつけて、急に涼しくなろうとすると、かえって、身体の熱が取れず、暑さが収まらなくなってしまうというのも同じことです。
温かくして、汗をかくことが出来るようにすると熱を下げることが出来ます。

風邪を引いてしまって、熱が出た、というときは、身体が、必要で熱を出しているのです。それを解熱剤で下げるということは、せっかく身体が頑張っているのを妨害して、治りを遅くしてしまいます。
じゃ、鍼で熱を下げるのは?鍼で熱が早く下がるのは、熱を出す、そして発散するお手伝いをしているからです。嘘と思われるかもしれませんが、体調を整えて、身体の持つ力を発揮しやすくするからです。ただ、そういう鍼をするならば、という条件はつきますが。
薬で抑えるのではなく、冷えた身体を温め、治ろうとする力を出しやすくするのです。
それから、部屋を温かく、湿度を保ち、水分を充分にとること。
食べ物はおかゆが一番負担なく栄養を取れると思います。
梅干も身体を温める作用があると昔から言われているのですよ。
うどんは意外と消化が悪いので、どうしてもうどんが食べたい、というときはくたくたに煮て下さいね。

適度な風、寒さ、暑さ、湿気、乾燥、どれも、大切な、必要なことなのですが、
いつも適度とは限りませんし(天候不順は身体にこたえますね)、体調が万全でなくては、いろいろなことが、天気や、人間関係のストレスや、働き過ぎなど、いろいろなことが身体にこたえるものです。

東洋医学を説明するのは、本当に難しいです。でも、やってみているうち、自分の勉強にもなるのがわかってきました。
どうぞ、変だな、とか、わかった、とか、宜しかったら感想をお寄せください。お待ちしています。



| からだのこと | 10:55 | comments(0) | - |
ぎっくり腰が多いので
JUGEMテーマ:健康

ぎっくり腰を起こしたら、どうしたら良いのでしょう?
まず、休むこと!
普通は、死んだ気で寝ていたら何もしなくても治るものです。
早く治したいときは鍼やマッサージをどうぞ。早く治ります。
(鍼の方が少し楽です。痛くなく治せます。)
でも、鍼やマッサージをしても、無理をしたらこじらしてしまいます。

なかなか、仕事は休めないものですが、
こじらせると、長く掛かることになります。
急がば回れ、ですよ。

今年は気候が激しいようで、それで腰痛も多いのでしょうね。
| からだのこと | 20:54 | comments(0) | - |
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